日刊工業新聞 2004年8月6日号
(日刊工業新聞社より著作権の帰属並びに転載承認を受けて掲載しております。掲載日:04/8/6)

【ことば/表面弾性波】
 物質の表面にエネルギーを集中させて伝搬する振動の一種。球における表面弾性波は、これまでの波の常識とは違うのがポイント。
 通常、波は細いと広がるが、東北大などが発見した波は細いのに広がらず、ある特定の場所をぐるぐる回る性質を持つことが分かった。
 今回は直径1ミリメートルのボールSAW水素ガスセンサー(水晶球)の表面に、表面弾性波の送受信機を設置。ここから表面弾性波を周回させる。
 水晶球に蒸着したパラジウム薄膜が水素分子に反応する際には、表面弾性波の伝わり方が変化するため、これを測定する。水素濃度10ppm―100%の広い範囲を一個のセンサーで計測できる水素ガスセンサーは、これまでなかった。同センサーは水素ガスの漏れや濃度検知などに普及が見込まれる。

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